こどものそらSDGs8通信

来年6月パワハラ対策義務化!ワークでパワハラと指導を考えよう!

こんにちは!
社会保険労務士事務所こどものそら舎です。

早いもので今年も残すところ1か月ですね。

今年は何と言っても元号が「平成」から「令和」になり、
新たな時代が始まったことが印象的な出来事でしたね。

保育業界では、10月からスタートした「幼児教育・保育の無償化」が
今年一番のニュースだったのではないでしょうか。

保育料以外の利用料の徴収業務や保護者への説明など事務負担が増加し、
無償化対策に追われた先生もいらっしゃるかと思います。

保育の質の低下や待機児童のさらなる増加など
無償化に伴う新たな課題も取沙汰されています。

これから政府や行政がどのような取組を進めていくのか先取りしつつ、
少しでも先生方のサポートができるよう来年も頑張っていこうと
職員一同想いを強くしております。

来年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、『こどものそら通信』今月号のテーマは、
「来年6月パワハラ対策義務化!ワークでパワハラと指導を考えよう!」
です。

来年6月1日に「労働施策総合推進法」の改正法が施行されます。

これにより、職場におけるパワーハラスメントを防止するために
必要な対策をとることが事業主の義務となります。
(大企業は来年6月1日から、中小企業は2022年4月1日から義務化)

政府ではパワハラ対策義務化に向けて、指針素案を公表しました。

この指針素案には、どのような行為がパワハラに当たるのか
具体的な例が紹介されています。

そもそも「職場におけるパワハラ」とはどのようなものでしょうか。

指針素案によると、

「職場において行われる
(1)優越的な関係を背景とした言動であって、
(2)業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、
(3)労働者の就業環境が害されるものであり、
(1)から(3)までの要素をすべて満たすもの」

と定義されています。

「長年勤めているパート職員が経験の浅い正職員に対してあたりが強い」

「本人としては指導のつもり。でも、周りから見ると指導とは程遠く、
相手も周囲も委縮してしまっている」

「何か言われるとすぐ“パワハラ”と主張する職員がいて困っている」

など、先生の困った声をお聴きすることが多々あります。

パワハラを始めとするハラスメントは、受けた相手が不当に不快になったり
傷ついたりしたらハラスメントの可能性が生じてきます。

ハラスメントとなる言動をした本人は、
ハラスメントをしている意識がないことがほとんどです。

自分でも気づかないうちにいつの間にかやってしまっているんですね。

今回のパワハラ対策義務化をきっかけに、職員みんなで、
指導とパワハラの違いは何か、どういうことがパワハラに当たるのか、
園でパワハラをやらない・させないためにはどうしたらいいのか
考えてみましょう。

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今月の『こどものそら通信』では、パワハラを考えるワークシートをお送りします。

職員自身の身の回りで実際に起きたことをもとにパワハラについて考え、
私たちの園でパワハラをやらない・させないための対策を書けるようになっています。

自分の言動や周りの職員の言動を振り返り、
みんなが仕事をしやすい環境にするためにはどうしたらいいか、
職員がお互いに意識して、よりよいコミュニケーションを図り、
パワハラを予防するきっかけにしていただけるとうれしいです。

ワークシートに書いたことを就業規則や園のルールブックに載せると、
園独自のパワハラ防止マニュアルができあがります。

ぜひお試しくださいませ。

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こどものそら舎では、「ハラスメント予防士」養成講座を開講しております。
ハラスメントと指導との違いを理解し、ハラスメントを気持ちよく予防できます。
そして、「コミュニケーションの専門性」をもった保育者になることを
目標としています。

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また、「ハラスメント」のない関係性を築き、
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ぜひこの機会にご注文ください。お待ちしております。

今月号も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

今年から定期配信させていただいている『こどものそら通信』、
今年の配信は今月号が最後となります。

これからも保育園や先生のお役に立つトピックをご案内していきたいと思っております。
来年もより一層のご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます

来年もみなさまにとって幸多い年になりますことを心より願っております。

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