不適切保育シンキング

Card image cap
保育所・認定こども園における人権擁護のセルフチェックリスト

全国保育士会
平成29年3月作成、平成30年4月一部改訂

不適切保育シンキング

事例:A先生は昇降口の混雑を解消しようと思い、自分で靴を脱ごうとしているBさんの靴を脱がせた。

事例:A先生はBさんを便座に座らせるとその場を離れて保育室から見守った。

事例:A先生は「おしっこが出るまで便座に座っていようね」と声をかけ、Bさんが排泄するまでその場で見守った。

事例:A先生は遊んでいるBさんの後ろからズボンとおむつを脱がせて、てきぱきとおむつを替えた。

事例:A先生はBさんのズボンとおむつを後ろから引っ張って排泄確認をした。

事例:A先生はおしおきとしてBさんのこめかみにこぶしを押し当ててぐりぐりした。

事例:A先生は「Bさん、いい加減にしなよ!木の枝くらいでそんなに怒るんじゃないよ!」と厳しい声で注意した。

事例:離乳食の介助で咀嚼中にもかかわらずCさんの口の前にスプーンを出して早く口を開けるように促した。

事例:B先生は「Cさんはちょっとおかしいよね?」などと悪気のない顔で笑いながら言った。

事例:A先生はエプロンと三角巾を忘れたBさんをクッキングに参加させなかった。

事例:A先生は昼寝をしないBさんを布団ごと廊下に出して部屋に戻った。

事例:A先生は「お昼寝しないならおやつはあげないよ~。」と言い、Bさんが午睡をするよう仕向けた。

事例:A先生は「Bさん、まだ泣いているの?まだ泣くんだったら出ていって」とBさんに選択を迫った。

事例:A先生はBさんの口元を片手でつかみ、強い口調で叱った。

事例:A先生は「Bさんはまだかな~。準備が遅い子は困った子だよ~。」などと愚痴をこぼした。

事例:A先生は「Bさん!早くして!何してるの!まだ?」とBさんを急かした。

事例:Bさんがあっかんべーをしたので、A先生はBさんをその場に残して部屋のドアを閉めた。

事例:A先生はBさんが挨拶を返さないことにいら立ちを覚え、嫌みを言った。

事例:A先生はBさんが挨拶をしないのでため息をついた。

事例:A先生は手に持っていた書類を筒状に丸めてBさんの頭を叩いた。

事例:「そんなことをする子、先生は嫌いだな。そんなことをする子は置いて行っちゃうよ。」と落ち着いた声で注意した。

事例:A先生は歌の邪魔をするBさんを問答無用で部屋の外に出した。

事例:靴を履かずに外に出ようとしたBさんの服の後ろ襟を引っ張ってBさんを引き戻した。

事例:「Bさん!早く食べなさい!片付けができないでしょ!」と叱りつけた。

事例:A先生は「だめだよ。ママに怒られちゃうからね。」とやさしく注意した。

事例:おもちゃを取った子に「だめだよ。そんなことしたらおしおきだよ。」とやさしく言った。

事例:A先生はお気に入りのBちゃんの頬にキスをした。

事例:A先生は「もう少しBさんのことを注意して見てあげてください。」と保護者にアドバイスした。

事例:A先生はBさんが給食を完食できるよう、Bさんに黙って給食の量を減らして配膳した。

事例:「Cさんが“ごめんね”って言っているよ。“いいよ”できるかな?許してあげてね。」と伝え、けんかを終わらせた。