“保育園のキャリアパスや処遇改善に役立つ”保育用語検定
~保育用語検定で楽しく保育士のキャリアアップ~
うちの保育園では職員がみんなそれぞれの考えで保育をしていて、よく先輩職員の保育観が違うと思う、園の方針とあわない、などといって職員間のチームワークがとれなかったり、離職にしてしまうこともあります。目標を立ててみんなでがんばろうとしているんですがいまくいかず、どうしたらよいんでしょう。
1、保育目標を見直してみる
2、保育目標にあわない職員はあきらめる
3、個々の保育観の違いはあるのでしかたない
4、保育目標はあまりしっかり立てない
5、保育理念や保育方針との一貫性を出す
答え(1つ)
答えの詳細 (例)
保育の目標を立てるとき、その保育目標が「どこからきているのか」がわかること、伝わることが大事です。その土台となるのがいわゆる保育理念です。保育目標が「目指しましょう」という目標であるならば、保育理念は「みんなの共通の気持ちや想いです」という保育目標の背景や根っこになるものです。ですので、目標だけがんばって立ててしまうと、「そもそもなんのために」というハートがぼやけていってしまい、結果、それぞれの解釈や価値観で目標をとらえていき、ちぐはぐなチームワークや人間関係にも発展することも多くなりやすいです。職員数が増えてくるとなおさら配慮が必要です。そして、保育理念、保育目標を立てる際に同じく大事になるのは、職員の行動指針や行動計画と密接につながる保育指針です。実際の変化の大きい保育現場で、保育理念や保育目標を浸透させて、具体的に臨機応変にどう保育をしていったらよいかその視座となるものです。より具体的に根っこや幹や枝葉の強く太いストーリーを立てて展開する方法はありますが、まずは保育理念・保育指針・保育目標の一貫性を意識して柔軟に見直したり作成し、より具体的で実践的でわかりやすい職員の行動指針や行動計画につなげていけるとよいと思います。
保育士がいきいき働く、保育園が元気に動く仕組みづくりを支援している社会保険労務士・中小企業診断士の関山です。
専門はこれまでの保育業界での経験を活かした保育園の労務支援・運営支援と想い入れたっぷりの分野です。
珍しい経験から鎌倉・逗子・葉山地域の保育園さまを始め、全国の保育園さまからお問合せいただくことも増えてきました。
そこでここでは園長先生からの労務面やキャリアパスなどに関するご質問やご希望に応えて、
保育園や保育士に役立つ「保育園育て」「保育士育て」の各種ノウハウをお送りしていきます。
ぜひ日頃の保育園の運営や保育士の労務管理、人材育成、キャリアパスなどの参考にされてください。