保育士の仕事は、子どもの保育や保護者の支援などをはじめ、広く奥深いです。また、社会的な役割も非常に大きく、未来の日本を根っこから支える仕事です。
それでも、保育士になるために学校にいき、実際に保育士になって
活躍するのは半数以下です。新卒で保育士になる学生数よりも
保育園を辞めてしてしまう保育士のほうが多いです。
働く女性は増え、待機児童は増え、保育士はますます不足し、
保育ができなくなっています。
保育士は働く条件が悪いからでしょうか。それもあるかもしれません。
でも保育園で働く条件の前に、働く環境はきちんとあるでしょうか。
働く環境とは、つきつめてしまえば
保育士が保育園で成長できるための支援です。
それがキャリアパスです。
働く条件や処遇の改善がキャリアパスではありません。そして本来のキャリアパスは、保育士自身が気づき、見つけ出していくものです。
保育園が用意できる支援は、その場やきっかけをつくり、わかる形にすることです。
保育の質を高めること、保育士の専門性を向上させることは、保育園の中で保育をしながら学ぶだけでは養えません。保育現場を少し離れ、振り返りながらみんなで学んだり、保育士が普段から意欲をもって気づきを得ることが大切です。
保育用語検定は、保育に明るい専門家が知恵をあわせて作成しています。社会保険労務士、中小企業診断士、キャリアコンサルタントなどの国家資格者、保育士養成校の先生や園長先生などの保育関係者や行政関係者をはじめ、多様なスペシャリストが加わり保育の魅力と保育士の将来性を切り拓こうとしています。